緊急事態宣言の解除後に気になるのは旅行や鉄道株?
2021年10月05日
write by 蕪木
お世話になっております。IFA・ シェアティブの蕪木 です。 私事ですが、最近、人生2回目のゴルフ (勝田ゴルフ倶楽部) へ行ってきました。
スコアは145、 もう少し上手になりたいです(汗)
自民党総裁選、総理大臣交代へ期待感
夏場の日経平均株価は、2 万 8000 円付近を中心としたもみ合い相場が続き、停滞感がありましたが、それが一変するきっかけになったのが、「菅総理大臣の総裁選への出馬断念」と言う 9 月 3 日の報道でした。
日経平均株価は、それまでのうっぷんを晴らすように、一気に 3 万円台を回復。年初来高値を更新する動きとなりました。
せっかく、勢いを取り戻した日本株でしたが、海外の情勢悪化が、頭を押さえてしまい、月末付近は勢いが止まってしまった感じもあります。
海外情勢で重しになったのが、中国と米国ですね。
中国の大手不動産企業の破綻
中国大手不動産会社、恒大集団の資金繰り悪化のニュースが影響しました。
中国では不動産バブルを抑えるために不動産融資を厳しくしており、その影響を受けたと言われています。
恒大集団の売上は年間 12 兆円とも言われる巨大企業グループで、日本の大手不動産会社、三井、三菱、住友、3 社の売上を足しても、恒大集団の半分にも足りません。
それほどの巨大企業が破綻の危機にあるという事で、マーケットでもインパクトがありました。
リーマンショックの再来を心配する声もありますが、そこまで悲観に思うことは無いと考えています。ただし、マーケットの混乱も多少はあるかもしれませんので、その点は注意していきたいと思います。
米国の金利上昇を懸念
米国では、コロナからの回復を見据え、「テーパリング」の議論が起こっています。コロナによる金融緩和策を徐々に正常化していく動きです。その先、2023年には「利上げ」が見込まれています。足元では、米国 10 年金利は年 1.5%台へと上昇してきています。(日本の 10 年金利は、年 0.1%程度です)金利が上昇するとなると株価にはマイ
ナスの影響を与えることが多いため、ネガティブな印象となっているようです。
海外の景気の影響を受けにくい投資を意識しよう
このような時の投資戦略としては、『海外の景気の影響を受けにくい投資』 というポイントを意識するのも一つだと思います。
シェアティブでは、“ヘッジファンド” に力をいれていますが、それ以外にも蕪木が注目したいのが、“脱コロナ関連”の企業です。
日本では、9 月末に緊急事態宣言が解除されることが決まり、米国はワクチン接種を条件に海外からの渡米禁止を解除することを発表しました。世界的に人、モノの動きが活発になってくるのでないでしょうか。
感染者が落ち着いてくれば、日本では GOTO キャンペーンの再開なども期待されます。
コロナからの回復とともに業績が回復するような企業は、中国や米国の影響を受けにくいのではないかと思います。そこで、コロナからの回復というテーマで注目されやすそうなのが、以下のようなところではないでしょうか。
蕪木が注目している銘柄を5つ挙げます。
■空運
(9201)日本航空
(9202)ANA
■旅行
(9603)H.I.S
■鉄道
(9020)JR 東日本
(9022)JR 東海
コロナのような状況は、過去の経験則が通用しにくい投資環境ですが、経験として将来の投資に活かしていきたいと思っています。
質問などありましたら、お気軽にご連絡くださいね。